勉強で成績を上げるにせよ、
受験で志望校に合格するにせよ、
結局のところは
「あなたが行動するかしないか」
これが全てを左右します。


だから、目的や目標を設定したのなら、
どう行動するのか?どうやって行動にもっていくのか?
を考えなくてはなりません。


人が行動する理由には2種類あります。
一つは何かを好きなものを手に入れたいとき、
もう一つは何か嫌なものを回避したいときです。


まずは何かを手に入れたい時。
つまりは期待感だけがあるときです。
これは、すぐに欲しい結果が得られる時には、
素早い行動を促してくれますが、
そうでないときには長続きしなかったり
行動ができない状態になってしまうこともあります。


手の届くところにりんごがなっていれば
ぱっと手にとって食べますね。
けれど、はしごをつかってはさみを使って
という手間があるとき、
あなたはそのりんごを食べようと思うでしょうか?


だから、モチベーションとして、
「〜がほしい」「〜がしたい」 だけでは
不十分なことも多いのです。
スタートダッシュは切れても、
途中で失速してしまうことが結構あります。


それに対して、
何か嫌なことを回避したいとき、
つまり危機感を感じている時というのは
わりと迅速に行動に至ることができます。
このまま何もしないでいると、
自分が絶対に避けたいことが起こると分かっていれば、
ほとんどの人が行動を取らざるを得ないはずです。


例えば、先ほどのりんごでいうなら、
もしこのままいけば餓死してしまうという状況なら、
どんな手を使ってでも
どんなに時間をかけてでも
りんごを手にしようとするはずです。


だから、目標設定をしたら、
期待感だけでおしまいにするのではなく、
もしいま行動しなければあるいは行動し続けなければ、
こんな最悪な結果になるという危機感を持ってみてください。


画像の説明


いつでも「このままいくとどうなるのか?」と
未来を想定して、最悪の事態を頭に入れておくのです。
最悪の結果が耐え難いものであればあるほど
行動への力は強くなります。


真剣になるというのは、
ある意味で危機感を持つということと同じです。


想像力を使って期待感と危機感を抱き、
自分を追い込むことで行動に至る。
そして一度行動に至ってしまえば
あとはその勢いで進んでいくものです。


最初は嫌なものから逃げるために始めたことが
だんだんと楽しくなってきて、
プラスの意味で取り組めるようになってくることも多くあります。


とにかくいま目の前にあることに
真剣になるためにはどうすればいいのか?
それを考えて行動に結びつけることで、
いつしか本当に自分がやりたいことが見えてきて、
真剣にそして楽しく取り組むことができるようになってくるはずです。