あなただけの学習法を創り出すために
とことん集中できる環境でがっつり勉強させる専門家、
“さみー”こと教室長の鈴木です。


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春がやってきます。
芽吹きの季節です。
それはあなたにとって
新たな芽を伸ばすチャンスがやってくるということです。


チャンスは誰にでもやってきます。
どこにでもありふれているものです。
春になればたくさんの新芽が顔を出すように、
しかるべきときには、
しかるべきチャンスが訪れるものです。


どうすればチャンスを活かすことができるのでしょうか?


それはおそらく「断固たる決意」こそが
そうさせてくれるんだと思います。


「断固たる決意」というのは、
どんなことがあっても
自ら決めた自分のなすべきことを
必ず最後までやりとげるという姿勢のことです。


これは例えば
「テストで〇〇点をとる」とか
「〇〇に合格する」とか
そういった結果を決意するのとは
ちょっと違います。


ぼくの敬愛する岡潔の『春宵十話』に
松原という同級生との思い出話が載っているのですが、
彼は試験の日にちを間違えて単位が取れず
卒業ができないという段になった際に


「自分はこの講義はみな聞いた。
これで試験の準備もちゃんとすませた。
自分のなすべきことはもう残っていない。
学校の規則がどうなっていようと、
自分の関しないことだ。」


といってさっさと家へ帰ってしまい、
卒業証書はもわらずじまいだったそうです。


岡潔はこの友人の行為を
「理路整然とした行為」と称しているのですが、
ぼくはこれこそが
「断固たる決意」がなす行為だと思ってます。


もちろん、
試験日を忘れてしまったのは問題ですが笑、
「自分のなすべきことはもう残っていない。
すべてをやりきった」と堂々と言えるところが
肝心なのだと思いますし、
だからこそ「次」につながるんだと思います。


「断固たる決意」を持っている人は
途中経過とか結果にこだわらず、
「やりきること」にフォーカスしています。
そのチャンスを使うにあたって、
最後までやり通す覚悟をしているんです。


もちろん、自分のタスクをやりきった先に
どんなものが待っているのか、
そしてその道のりがどこまで続くのかは
わかりません。


やると決めたことを最後までやり切る。
その覚悟を持つだけで、
すべてが「学び」になります。


チャンスがチャンスでなくなるのは、
それを使い切ることを諦めた時です。


最後までやり遂げる経験を持っている人は、
すべてをチャンスと捉えられるようになります。
そうすると、世界はチャンスに溢れていることに
気がつくはずです。