昨日は「コミュニケーション英語力アップ講座」と題した
特別レッスンを実施しました。


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お越しいただいたのは、
多読教材の定番”ラダーシリーズ”や
英会話スキルを上げるためのスピーキングテスト”E-CAT”
を展開されているIBCパブリッシング(http://www.ibcpub.co.jp
会長の賀川洋先生です。


レッスンでは、
「異文化の氷山」「言語伝達モデル」
「スーパージャパニーズvsスーパーアメリカン」など、
コミュ二ケーションしていく上での
重要な考え方・マインドの部分を
ていねいにレクチャーしてくださいました。


そのあたりの内容については
このブログで少しずつシェアしていこうと思いますが、
特に印象的だったのは
賀川先生の話に耳を傾ける生徒たちの姿です。


先生がコミュニケーションのコツを話している時、
どことなくみんな「ウズウズ」してるんですね。
別にトイレに行きたいとかそういんじゃないですよ?笑
早くコミュニケーションをとりたくって
たまらないって感じなんです。


その様子を見ていて思ったのは、
実は彼らは「英語」を学びたいのではなく、
「英語のコミュニケーション」をこそ
学びたいんだということです。


実際、賀川先生のレクチャー後に
僕がやった英語のワークショップでは、
これまで話したことがない仲間たちと
がんがんコミュニケーションをとっていました。


英語のミスや話す内容を指摘することはありませんし、
だれもそんなことを気にしていません。




頭からじゃなく、心から英語が出てきているんです。




だからこそ互いにつながれたし、
わかりあうことができたんだと思います。


いくら英語が話せても、
話す相手がいなければきっとつまらないものになります。
ここにいる自分の心と、
目の前にいる相手の心が通じ合うことこそが、
英語を学ぶことで得られる
最大の楽しみなんだと思います。


そして不思議なことに、
英語だとふだん話さないような人と自然と会話できたり、
思わぬ発見があったりもします。
それがコミュニケーションの面白さでもあるし、
人生を彩ってくれる「つながり」なのではないでしょうか?




きっと僕たちは誰もが心のどこかで
「人とのつながり」を求めているんだと思います。


実際、世の中をみてみれば
ケータイやスマホなど、つながりを生むツールが
たくさん生まれています。


けれど、いくらデバイスが発達していっても、
言葉によるダイレクトなコミュニケーションから生まれるつながりに
勝るものはありません。


ただ、最近はいたるところで
ダイレクトなコミュニケーションを避ける傾向が
あるように思います。
傷つくのが嫌だとか、
批判されたくないとか面倒だとか言う人もいれば、
ツールに頼り切ってしまい、
面と向かって話をする機会を損ねている人も
たくさんいるでしょう。


その結果、
多くの人がなんとなく他人行儀で、
その場しのぎのコミュニケーションしか
できていないのではないでしょうか?
それがいろんなトラブルを生んだり、
心の寂しさを作りだしてしまうんだと思います。


だから私たちは
コミュニケーションを学んでいく必要があるんです。
そのきっかけとして英語を学ぶんです。
人生を人とのつながりで豊かにするために。


次世代を生きる子どもたちが、
英語学習を通して人とのつながりを生みだしていきながら、
素敵な世界を築いていってもらえるのなら、
教育に携わる身としてこれほど嬉しいことはありません。


そんな希望と感動を抱かせるレッスンでした。
賀川先生、本当にありがとうございました。