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“さみー”こと教室長の鈴木です。

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こないだ英語の授業で生徒さんからでた質問です。

「haveとeatの違いはなんですか?」

学校やテキストでは
have(eat)とか書かれることも多く、
ちゃんとした違いを知らないままに同じ表現を覚えてしまう人も
多いこの表現。
あなたは違いがわかりますか?

eatは「食べる」行為に注目している表現です。
口元の動き(もぐもぐ)をイメージしてもらうといいでしょう。
なので、eatのあとには具体的に食べるものがくるのが自然です。
例えば,

I want to eat fish.

のように使うことが多いです。

それに対してhaveは
”食事の機会をもつ”といったニュアンスの表現です。
だから、haveのうしろには具体的な食べ物よりも、

I have lunch with my friends.

といったように、
食事の機会(breakfast/lunch/dinner)なんかが来やすいです。

Have a nice dayとか
We had a great time.といった表現と
関連付けておさえてもいいと思います。

もちろん、定期テストや入試では
こんな違いなんて知らなくても得点できます。

けれども、それは今現在までの入試です。
TOEICテストや英検の変化を追っていると
だんだんと英表現の「ニュアンス」や「文脈」といったことを
重視する傾向にあるように思います。
(こないだ新傾向のTOEICを受けましたが
英語力だけではちょっと解き難い問題が出ていましたね)

これからはやはり英語を科目としてでなく
言葉として身につけていく姿勢が大切になってくると思います。
そのとき、「これはなにが違うんだろう」という”気づき”が持てるかどうかって
英語力の質に大きな違いをもたらすと思います。

けれども、多くの先生が
「そういうものだから」「覚えなさい」という一言で
暗記科目にしてしまいがちです。
be動詞だってIはam、Youはareといった感じで
「遣い分ける」ことにもきちんと理由があるんですよ。

違いを突き詰めていくと
海外の文化への理解や言語学的な視点まで踏み込んで行くことになります。
確かにそれは受験の世界では遠回りかもしれません。
でも、そういった学びの探求という姿勢は
子供達には見失ってほしくないと思いますし、
その好奇心に応えてあげられる講師でありたいと思う今日この頃です。