あなただけの学習法を創り出すために、
とことん集中できる環境でがっつり勉強させる専門家、
短期間で一気に成績アップ請負人
“さみー”こと教室長の鈴木です。


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6月に入り多くの私立学校が
平成29年度入試に向けて、
塾対象の説明会を行ってくれています。

わたしたち塾講師はこういった場で
最近の入試動向や各学校の取り組みを知ることができます。
本当にありがたいことです。


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さて、先日伺ったのは文京学院大学女子高校。
SSH(スーパーサイエンスハイスクール)と
SGH(スーパーグローバルハイスクール)に指定されていて
様々な取り組みを実践している高校です。
http://www.hs.bgu.ac.jp
(画像はホームページから借用しました)

わたしがとても印象に残ったのは
卒業生たちの進路・進学実績のところです。

ふつうは大学進学というと
難関国公立〇〇名
早慶上智〇〇名
といった数値の話をされることが多いのですが、
文京学院では各生徒さんがどのような経緯でその志望校を選び、
実際にどういった志や目的を持って大学へ進学しているのか
ということがはっきりと見える進学をされていました。

高校では
国際教養・理数キャリア・スポーツ科学といったかたちで
高校時代から自分がどんな分野を研究していきたいのか
学びたいのかということを考える環境にあるので、
自分の興味関心を主軸にして大学進学を考えるという流れが
自然と出来上がっているのかなと思います。

むしろ、目的があるから
しかるべき行動がとれて
大学進学実績につながっているのかと感じました。




ぼくの個人的な意見ですが、
中高生の時期というのは「自分」を選び時期だと思います。
ある意味、彼らに課された人生の宿題です。

だから親や学校の先生、そしてぼくらのような講師は
決してその子たちの宿題に
土足で踏み込んではいけないと思いますし、
ましてやそれをコントロールして
こっちの思惑通りに動かすことは
してはならないことと思っています。

だから、偏差値や内申点といった数値だけをみて
その子の実力や進路をぼくら第三者が決めることは
できないことですし、やってはいけないことでもあります。

「行動・感情は目的から生まれる」という
アドラー心理学の目的論的な考えに立てば
目的が変われば状況・態度・行動は変わるわけですから
まずは生徒さんに目的を考えさせるための
時間・環境・きっかけを与えるというのが
大人の役目だと思います。

もちろん求められればサポートやアドバイスは
あってもいいですが、
でもそれを受け入れるのも拒むのも子どもたち次第です。

最終的に自分の人生を生きるのは自分なわけですから
きちんと決断をし、必要な一歩を生み出してみる
というのが受験から学べることなのではないかと
思っています。




中高はきちんと自分の意志を鍛え、
どのフィールドで人生を彩っていくのかを
じっくり考えられる6年間だと思います。
そしてじっくりと考えてきた子は
大学から先は思い通りの人生を描いていけるはずです。

だから、高校受験もただ単に制度上やらなきゃいけないから
というのではなく
自分を突き詰めて考える機会と捉えてみても
いいのではないかと考えています。

そんなことを文京学院女子高校さんの取り組みから
感じたりした今日この頃…

ありがとうございました。