あなただけの学習法を創り出すために
とことん集中できる環境でがっつり勉強させる専門家、
さみーこと和光無限塾教室長の鈴木です。

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英語の学習法でわたしは音読を進めています。
けれど、ただ音読しただけでは効果は得られません。
せいぜい発音がよくなるくらいです。

音読する目的は、本文を暗唱することにあります。
日本語を見て、全部英訳できる状態を作るのが
音読の最大の目的です。

ただし丸暗記は意味がありません。
例えば、
We were having a nice vacation in Hawaii last summer.
という文は
「私たちはこないだの夏にハワイでよい休暇を過ごしました」
と訳しますが、これをそのまま覚えても意味がありません。

きちんと文の構造を意識してみてください。
こんな感じになります。

we=私たちは
were having=過ごしました
a nice vacation=よい休暇を
in Hawaii=ハワイで
last summer=こないだの夏に

このように英文を意味の塊ごとに訳して
構造をつかむようにしてみてください。
これが”英文を理解する”ということです。

こうして分析すると
この文のポイントになるのが2点あることに気がつきます、
1つはhaveは過去進行形で使われていること。
もう1つはvacationにaがついていることです。

進行形は「イキイキした感覚・途中」を表します。
なので、この文では楽しんでいたことを表現するために
進行形にしています。

またvacationというのは目に見えないものですから
ふるうのルールでは数えないものとなり、
aがつくのは変に感じるかもしれません。
ですがこのaは一つのというよりも
具体的なものを指しているaなので
そときの思い出をパッケージのようにして捉えている
というのがわかります。

少し雑な説明ですが、
こうやって「なんでこういう表現をするんだろう」
というところに気がつき、
その理由や感覚を捉えていくことで
理解がぐっと深まり、英語の表現力を鍛えていくことができます。
ここまで理解した上で音読をすると
非常に効果的なのです。

こうやって細かく分析するのは
英語に限りません。
意味のかたまりを意識しながら文章を読み
どこがポイントなのかをつかむことができれば
勉強は一人でもできます。

“よく考える”というはこういうことです。
ただワークをやっていても成績は上がりません。
きちんと意識して考えながら
頭の中に入れていきましょう。