英語表現のニュアンスを理解して、
外国人と堂々と話せる英語力を鍛える専門家、
さみーこと鈴木大樹です。

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ついにですよ、ついにあの「フルハウス」が
新たに「フラーハウス」となって帰ってきました。
「フルハウス」はちょうどぼくらの世代が
小学生くらいの頃の海外ドラマです。

fullerというのは
fullの比較級で、「より満ちた」くらいの意味でしょうか?
まぁ、もともと「満ちた」という意味なので
あまり比較級にはしないのですが、
ちょっとした洒落のつもりで使っているのかなと思います。

エピソード1ではオリジナルキャストがほぼ出演しており、
以降のエピソードでもちょいちょい出演して
過去の名シーンをオマージュした演出があったりして、
往年のファンにとっては(つまりぼくのような人笑)
たまらない作品になっています。


さて、フラーハウスの中で
未来時制の感覚がわかりやすいシーンがあったので
紹介したいと思います。
D.Jが自宅に集まったみんなに向けて話しているシーン。
みんなこの家を去っちゃうんですよね。

everyone is going to be gone.
you’re leaving.
…so it’s just going to be me and the boys.
but we’ll be fine.

be going to、進行形と助動詞willでの未来表現が織り交ぜられています。
全部未来のコトなのに使い分けているのはなぜでしょう?


まずbe going toは「予定」です。
もともとは進行形で
toする未来にbe goingしているということから、
予定としてスケジュールに入っているという感じのときに使います。
みんなが離れるコトは「決まっている」わけですから、
be going toを使っています。

次に進行形の未来表現です。
「いきいきワクワク」した感覚・状態を表し、
何かの途中を表す時制です。
そこから未来に向けて使うときには、
いまそうなっている途中といった感じや
いまからやるところなんだというニュアンスで使います。
ここでは明日家を離れるのにお別れパーティーを
開いているわけですから、流れの中にいるという意味でも
進行形がいいでしょう。

最後にwill。助動詞はすべて「キモチ」を表す表現です。
特にwillはつよいキモチを表すので
「わたしたちはきっと必ず大丈夫よ」
と意思表示をしているわけです。
キモチなので予定にもできないし、
そうなっているという状態にもできませんね。
だからwillが使われています。

いかがでしたか?
未来表現はこの3つを使い分けられるようになると
ずいぶんと幅が広がります。
やってみてくださいね。

それではよい1日を!
have a nice day