違いのわかる英語日記no.011
A HAPPY NEW YEARのaの秘密

あけましておめでとうございます。

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冬期集中学習に入ってから
すっかり日記の更新をしておりませんでした。
申し訳ありません。

みなさんはこのお正月いかがお過ごしでしょうか?
私はというと…冬期集中学習の後半戦の準備やら
英検やTOEICの勉強をして過ごしております。

まぁ、この時期は受験生たちも本腰を入れて勉強しますからね。
きっとお正月番組も見ず、
初詣以外は外出しないくらいの気持ちで
10時間くらいは勉強していることでしょう。
私たち講師も負けじと自己鍛錬に励みます。
それに新年はなにかとやる気が湧いてくるタイミングですしね。

英語学習のコツは何より”継続”です。
お正月でも何でも英語に触れ続けること、
これが一番の上達法です。

とかいいながら日記をサボっていたわたくし。
新年早々、反省しております笑。


さてさて、本日の”331’s English”は
前回の日記に隠されていた違い。
この二つの文の違いです。

“I rarely catch colds.”
“I caught a cold yesterday

気がついた方はいましたか?
そうです、上の文ではcoldsと複数形を使っているのに
下の文では”a”を使っています。
この違いは何でしょうか?

よく言われるのは
複数形というのは2つ以上ある
単数形(”a”を使う)は1つ
というように”数”に注目した違いです。

a bookは1冊の本、
booksは2冊以上
これは中一の最初に習う内容で
なんとなく「一つの」と覚えている人も多いことでしょう。
ですが、”a” や”複数形のs”のもつ奥深さはそれだけではなりません。


“a”は「不特定の」1つ、
”複数形のs”は「ぼんやり/いわゆる」を表します。
特に”a”は「とある一つの」という意味でおさえておくといいと思います。
さきほどの例を見ていきましょう。

“ I caught a cold yesterday.”「昨日風邪を引いた」
という表現は具体的に、
とある一回の風邪引き経験を表しているから
aをつかっているわけです。

そしてcoldsの方は
いわゆる風邪を引いたことがない
という意味なので複数形をつかっているわけです。

新年に使われる”a happy new year”というのも
感覚がつかめるでしょう。
いわゆる新年ではなく、実際にいま経験する
「とある一回の年」という意味で
aを使っているわけです。


“a”と “複数形のs”の違いはつかめたでしょうか?
本当はこれに不可算名詞や”the”との比較を混ぜると
もっと深く理解できるのですが、
まずは”a”は具体的で不特定なものに、
”複数形のs”はぼんやり/いわゆるという意味でのもの
に使えると押さえておいてください。

それではみなさん良いお年を!