何気なく使ってしまう英語表現をもっと感覚的に理解できるようにする専門家、
さみーこと鈴木大樹です。

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気温の変化が激しいか、
わたくし、珍しく風邪をひいております。
大抵はちょっとマズいなという段階で
1日寝ていれば治ったのですが、
今回は咳が長引いていて夜も眠れない始末。
皆さんもお気をつけください。

さて、英語で"風邪を引く"という表現は

"catch a cold"とか"have a cold"

と覚えている人が多いと思います。
今回はこの二つの表現の違いをていきましょう。

"catch a cold”は、
catch(つかみ取る)という単語の意味から
「風邪をひく」という1アクションを表します。

なので、「昨日風邪をひいちゃってさぁ」というときに
“I caught a cold yesterday.”と使えます。
さきほど、冒頭に書いた「風邪をあまりひかない」というときも
“I rarely catch colds.”といいます。

一方、”have a cold”の方は、haveが使われていますが
haveは「持っている」よりも
「自分のテリトリーにある」というイメージで押さえておくと
応用が利く単語です。

たとえば「私は車を持っている」「犬を飼っている」
何て表現はいまその場に手にしているわけではなく
自分の所有物としておかれているということですね。
また”We have a lot of rain”という表現も
雨を持っているわけではなく、
自分のテリトリーに雨がたくさんある
というイメージからhaveが使われています。

なので、have a coldは風邪をひいている状態を表します。
“I have a cold.”というと、
風邪をひいている状態なんですという意味になります。

似たような表現の違いを抑えるには
動詞のイメージを押さえておくと
何かと表現の幅が広がります。
特にフレーズや熟語を学ぶときには
一つ一つの単語のイメージを確認し、
どうしてそういう意味になるのかを意識してみだください。

それではみなさん、風邪にお気をつけて
have a nice day!

宿題:今回のブログの中で使って英文の中に、ちょっとした表現の違いが隠れています。
次回はそれを説明しますので探してみてください。気がつくかな?