Welcome to 331's English.

英語表現の感覚を身につけて、映画や洋書を120倍に楽しめるようにする専門家、
さみーです。


画像の説明
Sammy with a Lightsaver


スターウォーズの最新作がとうとう公開になりましたね。
ぼくはまだ観に行けていないのですが、
やはりあの世界観は劇場で味わいたいと思うので
時間を見つけていこうと思います……(1人で泣)

せっかく映画を見るのなら
ぜひそこに出てくる面白い表現にも注目してもらいたいもの。
そこで今日はマスターヨーダの名言から
ヨーダならではの英文法を見ていきたいと思います。


ヨーダが使う英語には時折語順が異なる表現があります。

“Patience you must have my young padawan.”
「忍耐強くならねばならんぞ、若きパダワンよ」

文法通りに言うなら

“You must have patience, my young padawan.”

なのですが、ヨーダはときおり
語順を変えて表現します。

英語では語順がとても大切です。
語順によって意味が決まると言っても過言ではありません。

わたしは あなたを 愛しています
日本語はこの順番を変えても意味が通じます。

あなたを わたしは 愛しています
愛しています あなたを わたしは

けれど英語の場合は
“I love you.”→”Love I you.” “You love me.”
といった感じで、語順を変えると
意味がわからなくなるか
意味が変わってしまうのです。

それと
日本語では語尾を少し変えるだけで
意味が変わりますよね?
例えば「それ、たべますか?」「それ、たべます」
たった一文字で疑問文が作れてしまうのが日本語です。

それに対して英語では疑問文を作るには
“Will you eat it ?” “I will eat it.”
語順も変わりますし、主語もきちんと表現しなくてはなりません。
(日本語は主語をけっこう省略しますよね)


英語がうまく使えない人というのは
日本語と英語の違いを意識していないことが多いんです。
中学生なんかでよく見る間違いは

「昨日はパンを食べました」という文を英語にするときに
“Yesterday bread ate”とやってしまうんです。

日本語の語順で単語をそのまま訳してしまうのと
主語を意識しないとこうなります。

で、このミスってヨーダの表現っぽくなるんですよ。

だから、こらはミスではありません笑
もし先生に指摘されたら、
「自分はヨーダ派なので」と答えましょう笑
*この冗談が通じる先生は英語への理解が深い先生ですね

とはいえ、
語順が違うとやっぱり変な響きになるものです。
ヨーダだから許されるというよりも
ヨーダの雰囲気を演出するためにわざとああいう英語を使っているので
ふつうの場面で使っているとやはり違和感があります。

なので英語を話すときは
日本語で話すとき以上に

主語と語順をきちんと意識して使っていきたいものですね。

それではよい1日を!
May the force be with you.
(フォースとともにあらんことを)