英語表現のニュアンスをきちんとつかんで
ネイティブと堂々と話せる英語力を鍛える専門家、
さみーこと鈴木大樹です。

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先日、ネイティブの友人に
日本の和菓子を買って行ってあげました。
「つばさかりん」というお菓子なのですが、
N●Kの朝ドラ「つばさ」から名付けられたものらしく、
ご存知の方も多いのではないでしょうか?

「紋蔵庵」というお店で販売しているのですが、
当塾のふじみ野スタジオ近くにがあってよく利用しています。
まぁとにかくおいしいことおいしいこと。
ぜひお試しください。
http://monzouan.com

さて、そんな「つばさかりん」を手にして私は一言

I bought you a souvenir.(お土産買ってきたよ〜)

と言ったのですが、後から聞くと
この表現、ちょと微妙なんだそうです。

それは文型の問題。
文型ってよく分からないものというイメージを持つ人が多いですし、
実際に「SVOOの文型を取る動詞」なんて一覧表みたいなのを覚えさせられてしまうと、
たいていの人は嫌いになってしまうものです。

けれども、文型の意味を理解して使いこなせるようになると、
表現力がぐっと上がり、
相手の伝えたいニュアンスを深く感じることもできるようになります。
それくらい強力だから、学校で最初に習うんです。

さっきの文は文型でいうとSVOO という並べ方になります。
これは「AにBを〜してあげる」という意味になります。
例えば

II’ll teach you how to read it.
(どうやって読むのか教えてあげる)

単にteach(教える)ではなく、
教えてあげるという意味で、AにBを渡してあげる感覚が出てきます。

するとさっきの文では、bought「買った」だけではなく
文型によって「あげた」という意味も加わるので、
ニュアンス的には「〜してあげた」感が強くなってしまいます。
英語は単語の意味以上に文型の意味が強く反映されるからです。

この文は
I got you souvenir.
もしくは
I bought souvenir for you.

と言った方が自然な表現になると思います。

英語は単語をどうやって並べていくのかで
意味が決まっていきます。
その上で文型はとても便利なものです。
ぜひ使いこなせるようにしてみてください。